Friday 26 April 2013

Wildschweine イノシシを食す日々





ドイツは東の方に住むハンターさんから頂いてきたイノシシ。



ハンターさん自家製のサラミ。

Körnersenf(粒マスタード)の酸味が猪独特の旨味を引き立てておいしい!ドイツパンに合う。





今回もドーンと男らしい料理。


お酢と乾燥タイムが油の乗った猪に合う。

冬の猟の分を冷凍保存してあったものなので、 冬の豚ならではの分厚い脂肪は少し減らして。

でも、やはりヘビーなのね。食べた後、動けません。


と言いつつ、日をあけて、赤ワインで煮込んだものを食す。

食べた後、やはりデーンとひっくり返る。


食べすぎや。


だってね、おいしいんですね。 

肉はしなやかで柔らかく、しっかりとした野性の味もするけど嫌味な程ではない。惚れました。

もっと送って欲しいなー。

というのも、こちらドイツ西の方ではシャイなイノシシは住み辛いそうで。。




5月の鹿猟解禁に向け、うちのハンターは夕暮れ時になると猟区の偵察に毎日出かけております。

たまに付いて行くのですが、これ程心癒されることないですね。

鹿にうさぎ、雉、鷲、その他様々な鳥を移りゆく季節の風景とともに観察。

でも、はたから見ると奇妙この上ないとも思う。Steinerの望遠鏡(緑色のやつ)で半開きの車の窓

から凝視している人達。


それと、釣り師は思う。狩りって釣りより簡単??

毎日観察を続けて動物の行動を前もってチェック、風向きを調べて動物の風上に立たないポイントを

探す、などなど。つまり”見える”訳ですからね。

それとも、ベテランになると水の中でも全てお見通しくらいになるんでしょうか。。。


なるんでしょうね、先輩方の釣果を見てると↓。

にほんブログ村 釣りブログ 海外釣行記へ
にほんブログ村




Thursday 25 April 2013

ドイツジョーク 笑える?





1、

ある猟師が自分の犬を過って撃ってしまう。犬を心の底から愛していた猟師は犬のそばで三日三晩

泣き明かし途方にくれていた。

そこへ、妖精が現れ言うことには

ーあなたの願いを一つだけ叶えてあげましょう。

猟師はすかさず犬を見せて

ー間違って自分の犬を撃ってしまったんです。出来ることなら、この犬を蘇らせてください。

犬の怪我は酷く、もうウジまでわいている始末。妖精も

ーうわーこれは酷い。いくら私でもこの犬を蘇らせることは出来ません。他に何か別の願い事は

ありませんか?

猟師は少し考えて、

ーあそこに見えるのが私の家です。その光が漏れているところが台所なんですが、そこにいる女性

つまり私の妻を30年前の姿、笑顔の可愛らしかった姿に戻すことは出来ないでしょうか。

妖精は光の元へ飛んで行き、窓の外から台所を観察している。

しばらくして戻って来た妖精は、

ーあのー、、、その犬をもう一度見せていただけませんか?



2、

葬式行列が田舎道をゆっくりと進んでいく。

その行列が一人の釣り人の傍を通りかかった時、その釣り人は深く頭を下げてお辞儀をしたまま

行列を見送るではありませんか。その姿に神父は、こんな時代に礼儀をわきまえた人がいるものだと

たいへん感銘した。

さて、葬儀も無事終わり、片付けをしていた神父は先程の釣り人がふと気になった。

神父は釣り人のところへ出向き、感謝の言葉を述べ、気になっていたことを質問してみる。

ーこの時代にあなたのような人は非常に珍しい。ひとつ質問なんですが、なぜあなたはあの様な

ことが自然に出来るのでしょう?

釣り人が答えるには

ーいやぁーそれぐらい常識ですよ。なんせ50年も連れ添った仲なんですから。



笑えた?

 
このブログ関連でアングラージョークとハンタージョークの中から覚えているものを選択したため、

内容がどちらも女性蔑視で、女性の皆様ごめんなさい。


ドイツジョーク、日本で言うところの小話、すべらない話の類になるのでしょうか。

好きな人は永遠と語るほどネタを持っていたりします。こういう類はおじさん達のものだと思って

いましたが、意外と若い人で隠れジョーク好きなんかもいる。電車移動で話すネタもなくなってきた

時や、飲み会も終盤に近づいて疲れてきた時なんかにボソリと話し始める。

それと、語り方で差が出るところも大きく、このジョークはあの人に語らせたら一番、というのも耳に

すること多し。 なので、日本語に訳すと全然おもしろくないですね。

最近知り合ったニューヨークのお人は世界中のジョークを集めていたりして、英語が苦手は私は

ついていけず。というのも、アメリカンジョークは語彙を操るものが多い気がする。

後々説明してもらって、ああそうか、その単語そういう意味もあるのか、なるほど! 

って、全然笑えないって。

あと、差別的なものが多いのはちょっと悲しい。

その彼が披露してくれた中では、ベルギージョークが一番酷かった。彼も同意していたし、意外と

言えば意外。








Monday 22 April 2013

2度目の釣り大会に参戦




去年の散々だった様子はこちらから。


前日にドイツ語版”五輪書”を読んで気合を入れ、

当日のべ竿一本を背中に刺して参戦しようとしましたが、出発10分前に他の竿も積み込んだ

あかんたれです。


今年は冷たい風が吹きつけるも天気は上々。


私の釣り場はこんな感じ。

今年は30人が参加と年々参加者が少なくなっているのが残念。参加することに意義がある

言ってみれば村おこし的な催しなのでリラックスして釣りを楽しみましょう。


でも、、、いざ水辺に座っていると何かをやり遂げたい気持ちになってくるんですね。

意外と強い風を計算にいれていなかったから段々と焦りも出てくる。

準備不足で撒き餌の量が少なく、ケチって投げ込む自分が悔しいわー。



風に耐えきれない浮きに戸惑い、重りを増やしたり減らしたりハリスの長さを調節したり

忙しくしているうちに18cmのパーチ。改めて見ると綺麗だし、今年初めてのパーチだし

もちょっと喜んであげればよかった。20cm以下のパーチは私の中ではリリース対象。(規則では15cm以下)

まあね、大会とかだから人間という者は欲が出てくるの。

もっとデカいの来るはずーと。


来ない。




釣り協会の小屋に戻って、毎年恒例の豆スープを頂き、計量タイム。

釣り上げた魚の合計重量で審査するのですが、1ー2kg近い人がわらわら。

恐れ入りました。出直してきます。



その後70年代風の小屋で団欒。

釣り好きが集まるとこれでもかという魚ばなしで盛り上がるのはどこも同じ。

この辺の釣りきちさん達は休暇と言えばスカンジナビアに出かけて釣りを楽しむ人が多く、

そんな思い入れの写真を見せあったり、釣り紀行のドタバタ話を聞かせてもらったりと

正直今日の釣りより楽しかった。

もちろんこちらも日本で釣ったタチウオやシーバスの写真を披露。

タチウオにはみんな食いついてきましたね。

”何これ、鰻とパイクとロボコップが一緒になった魚かよー!” 

あはは、ロボコップ。わかるわかる。







Friday 19 April 2013

Kresse anpflanzen クレソンを育てよう





やっと春らしくなってきた北ドイツ地方。今日はすごい風嵐でしたが、近所のおじさんは夕方

外のベンチでビールを飲んでいました。彼らは10°cを越えると半袖半ズボンです。若い。


さて、題名のクレソンですが、ドイツではいろいろな種類の種を買うことができます。

私が試したのはこちら、左から Brunnenkresse, Gartenkresse, Glatte Kresse.




まずはスーパーでもお馴染みのスプラウト、 Kresse.


キッチンペーパーに水を含ませて種を蒔くだけ。カイワレと同じ要領。10日程で収穫可。


次は葉が大きいタイプの Gartenkresse(Lepidium sativum).


土の上に種をばら蒔き(土は殆ど被せない)、霧吹きで水を与えるだけ。14日程で完成。

葉が大きい分、食べ応えがあります。

どちらも窓際の日当たりの良いところで、室温はあまりこだわらず。芽が出るまではラップで

蓋をしておくと、うっかり水やりを忘れても乾燥を防いでくれます。


で、最後がいわゆるクレソン Brunnenkresse(Nasturtium officinale).



庭の池で育てていますが、写真の通り汚い水(流水ではない水)でも育ってくれます。

容器の底に穴を開けて、薄く土と枯葉を敷きつめた上に種蒔き。池の上にプカプカ浮かせています。

味が一番強いのは、やはりこのBrunnenkresse. 

ただ、自生させたいのですが今年の冬越えもダメだったみたいで、これで3回目の種蒔き。

行く行くは森の小川に繁殖させたい

こんなふうに


いつだったか、フランスで見かけた自生するクレソン。
 

気温が違うか、、、。






Saturday 13 April 2013

リリースとドイツ人気質





前にも少し触れたかと思いますが、ドイツではリリース(釣った魚を生かしたまま戻すこと)は

一応禁止されています。(魚が規程の大きさに満たないものはリリースする義務があり、このやり方

はよく試験に出るのでまた次回。)

一応と書いたのは、あまり守られていないから。

釣りは人間が楽しむためのものではなく、人間が自然との共存を経験するための行為という

定義づけがドイツの釣り規則の根本にあるらしい。

でも、若い世代ではイギリスから入ってきた紳士なスポーツ釣りを重視する人が多く、魚を無闇に

殺傷しないで釣りを楽しむ人が多い。

他にも釣りの規則の中で、年々変わってきたものも多く、その背景に動物愛護の思想が大きな

要因になっているものがある。私は川釣りをここで習ったので、全てそのまま受け入れているけど

中には納得いかない人も少なからず。

某国の釣り人は、自分の国でやってきた方法を突き詰める。

おじいちゃんアングラーは長い人生で培ってきた方法を突き詰める。

そんな人達に ”でもさー見つかったらどうすんのよ?”と聞いてみたら、某国のお方は

”そんな奴、水に投げ入れてやる”と豪語し、おじいちゃんは一時間くらい(ホントに)その問題点

を討議する。それを他のドイツ人に話してみると、みんな揃って、”ああーあの人はねー”と言葉を

濁してあまり触れたくなさそう。

若い人に至っても、リリースする事について話してみるとサラッと400字詰原稿用紙2枚分くらい

自分の意見をサラッと言ってのける。

この辺、わたくしの思うドイツ人気質なんだな。お上の言うことをすんなりーはい、そうですかと

受け入れず、なぜ受け入れられないかの言い訳意見をしっかり持ってらっしゃる。

特に動物愛護の観点は人によってかなり意見の差があり、闇雲に一定線を引くのが難しいところ。

絶滅の危機にある魚は獲らないとか、不必要に殺傷しないとか基本的なところは言うまでもなく

守るべきだけれど、釣りをしていると微妙な問題に遭遇することがよくあるのも確か。

ここにいると、”お嬢ちゃん、自分のおつむで考えないと足をすくわれるよ” と毎日言われている

ようで疲れるっちゃー疲れるけど、自分の方法を見つけるにはいいところだと思うな。



先週の日曜日に餌釣りに出かけるも、アタリ一つなく。。。
気温9度、水温6度くらい。まだちょっと早いかな。


水はコーヒーからカフェオレに。


ガサゴソ、、、見える?


アメリカ大陸からはるばるやって来たBisam(マスクラット)。デカ!






Tuesday 9 April 2013

Gemüsegarten angefangen 畑の様子




しばらく引き籠もってました。田舎だから引き籠もる必要はないのだけれどね。。


さて、なかなか訪れてくれないすっきりした春ですが、畑好きな虫はムズムズしています。

3月初旬、一瞬春めいた数日にフライングして種を蒔いてしまい、その後の雪&寒波に慌てて

寒冷紗を掛けておいたところから春のお便りが。



発芽してる!

Gartenmelde (Atriplex hortensis ほうれん草のように食べられる葉), Spinat(ほうれん草), Pastinaken (Pastinaca 細い根のセロリ), essbarer Raps(菜の花), Schwarzwurzeln (Scorzonera 牛蒡に近い)

嬉しくなって、赤玉ねぎの球根と人参の種を蒔いてきました。



家のなかでは、春が待ちきれなくなって窓際には発芽用のポットだらけ。


Kräuter, Paprika, Tomaten, Mangold, Okra, Chili, Kürbis, Wassermelone, Erdkirsche, Baumwolle..etc.

ハーブ各種、パプリカ、トマト、レッドチャード、オクラ、チリ、カボチャ、スイカ、食用ホオズキ、和綿(!)など。

その内、トマト、チリ、カボチャは自家採取した種から。

カボチャはまだ少し早いと思ったのだけど、種がどんなものか調べたくて。

結果は5個中4個発芽と好成績。ただ、ドイツで売られているこのHokkaidoカボチャの種は

ほとんどがハイブリッド種。うまくいくか分からないので、新たに種も購入しました。


それにしてもスイカにホオズキと、北ドイツで無謀なものがあるって?



ちょっと実験を計画中。うまくいったら(失敗しても)またご報告します。



紫のジャガイモ(名前忘れた)もそろそろ。

次に、キュウリ、豆類なんかが続きます。

ああーもっと引き籠もれる(嬉)。






Tuesday 2 April 2013

不良少女と呼ばれて




こちら、金曜日から月曜日までイースター休暇という、日本のゴールデンウィークのような

大型連休でした。どちらかというと灰色ウィークでしたが。。


去年の投稿をもう一度使ってしまいたい程、またやってしまいました。


土曜日に日帰りでハンブルグまで出かける仕事があり、翌日までその準備。

買出しに行くのをまた忘れてしまい、閉店間際のスーパーに駆け込むも、買い荒らされた感の

ある店内でアカ犬用の卵を探すも棚ごと空っぽでした。

と言うわけで、ここから引用。


そもそもゲルマン人の祭りだったこの復活祭。
この月にゲルマン人も魅せられていたことだろう。

ただ、卵が売り切れってどうゆうこと?!

アカごめん。毎土曜の生卵なし。

ウッソーン
引用はここまで。

しかし今年は、そうは問屋が卸さなかった。
随分ずるがしこく 成長したものだから。


こう辺りでは、Osterfeuer という簡単に言えば、”イースターどんど焼き”が行われます。

村中の住人が集まって火を囲んで酒を飲む行事。 どんど焼きが好きな私は毎年参加していたの

ですが、今年は寒いし疲れていたのでパスしました。


夜も更けてきた頃、たぶん誰かが薪を取りに行った隙に、アカ犬脱走。

帰ってきたのは午前2時。。。お母さん、もう眠たいわ。

まぁ、どこに行ってたかは想像してたけど。最後までパーティーに居残るタイプとは、、、。

どんど焼きではしゃぎまくっていたとみられ、煙臭い。

娘が悪い仲間とタバコ吸って帰ってきたみたいな匂い。

それに深夜活動で目が赤く、アルコールもやったみたいな印象。

ああーー非行の始まりだー。

次の日の朝、庭で見知らぬ犬と遊んでいるアカ。

悪い仲間を連れてきたん?

私の植えた球根やキクイモが掘り返されていた。

あなた、私が植えていたとき、横目で見ていたね。それを仲間に教えたね。

盗みも犯った様子


こうやって非行の道に走るんだ。

そのうち、スカート長くして、黒い口紅つけるんだろうなぁ。

ドイツではこのイースターどんど焼きをきっかけに、夏まで一気に突っ走るんだと思います。


あーあ、安くなったチョコレートのうさぎでも買いに行こ。