去年ほどではないけれど、今年も十分きのこを堪能させていただきました。
時間を見つけては、森を彷徨い歩く変なアジア人は私です。
(釣りをしていてもそうですが、森の中でも私を見て、かなりびっくりされる。わたしは脱走犯か。。)
釣りもきのこ狩りもネットの航空写真を見て、ターゲットの森を探り、きのこ犬を引き連れて
出かけています。
最近のヒットはEchte Rotfußröhrling(Xerocomellus chrysenteron) と
Maronen-Röhrling (Boletus badius) どちらもイグチ科のきのこ。
味はやはりMaronenの方が一ランク上。
そんな風に目当ての森を探して行ってみても、既に木が伐採されていたりして、
これが結構”いい感じの森”を見つけるまで時間も体力もかかる。地元の人に聞いてみても、
田舎の人はみんなきのこに精通しているのかと思えば、テレビ番組とか誕生日会の方が
好きなようで、頼りにならない。。。
そんなある日、枯れ木で大変なことになっているお地蔵さんのまわりを片付けていると
きのこの大群を発見!
去年残念ながら伐採しなければならなかった桜の切り株にワサワサと↓このきのこが、
Gemeiner Hallimasch (Armillaria mellea)
日本でもお馴染みのナラタケです。
西日本で育った私には見たことも食べたこともないきのこ。 二年前に初めて出会ってから
虜になってしまい、今年も探しまくっていたのに求めると得られないのが世の定め?
足元にあったとは。。
ただ、ナラタケは枯木に繁殖するだけでなく、生きている木にも寄生するらしい。
特に果樹を好むことから、被害を懸念される菌でもある。
ということで、手放しで喜んでいるだけではいけないのですが、今年の分は有難く頂くことに。
ズッキーニとシャルロットと一緒にかき揚げ丼。
付け合わせは”冷蔵庫で出来るたくあん by cookpad" とパクチーを和えたもの。お勧めです!
手を合わせてご馳走さまでした!と言える食材は本当に貴重です。